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お迎えはストライダー持参

東の空が白んできた。朝の4時である。雲の多いどんよりした空が、今の自分の心にぴったり当てはまる。


眠りをよくする漢方薬を服用したのに、午前2時に目が覚めて、空腹に気付いて松屋で牛めしを食べた帰り道である。


昨日、心療内科を受診した。13時の予約だったのに、何を勘違いしたのか午後「3」時に向かった。最近よくやってしまうミスだ。幸い診察していただけた。


診察の結果、適応障害という診断だった。漢方薬を2種類処方され、一週間後にカウンセリングの予約を入れた。


心療内科がどういうところなのかはよく分かっていなかった。でもそこで薬を処方されるということに少なからずショックを覚えた。処方は抗うつ薬ではなく漢方にとどめてもらった。


軽いうつ「状態」ではあるけれども、うつ「病」ではない。適応障害である。カウンセリングでストレスの原因を明らかにして解決の目処を立て、処方薬も併用することで、もう大丈夫。そういったロジックで職場復帰を目論む(つまりカウンセリング終えるまで、少なくともあと一週間は復帰できない)。


これだけ社会から隔絶した生活を送ると、職場復帰どころか社会復帰すら難しく感じる。現時点で外の世界の人との接点は娘のお迎えくらいである。


お迎えの際にストライダーを持っていく。イヤイヤすることなく喜んで帰路についてくれるし、抱っこを要求されない。


自分が2歳半の頃はどんな様子だっただろう。母は昔から「上(兄)や下(妹)に比べて手が掛からなかった」と言っていた。