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特効薬を思い出した

倒れてしまったこと自体については自分は1ミリも悪くないと思っている。だから悔しい。憤りが収まらない。


ふと思い出して、YouTubeでCHAGE and ASKAを探した。CDは度重なる引っ越しの過程で全て処分した。そのときにPCにデジタル保存したのだけど、そのPCを処分してしまっていた。


自分が中学生に上がる少し前から、クラスの女子が「SAY YES」が名曲過ぎると騒いでいて、そのときはまだそれほど興味はなかった。そもそも小学生男子に彼らの楽曲を理解するのは難しい。


その後、高校に上がる頃にASKAのソロアルバムNEVER ENDをきっかけに中古ショップに通いつめて、PRIDE以降をコンプリート。大学を卒業するまでにCODE NAME.2 SISTER MOONまで買い揃えた。TREEはもちろん初回限定盤を探し当てた。つらいとき苦しいとき、いつも頭の中にCHAGE and ASKAが流れていた。


そこで、処方された漢方薬を決められたとおりに正しく服用してから、iPhone片手にベッドの中で何曲も聴いた。青春が蘇ってきた。


本命の大学合格直後にリリースされた「この愛のために」を聴けば拓かれた未来を感じるし、ビールを飲み過ぎて吐きまくった翌日に聴いた「NO PAIN NO GAIN」を聴けば、戒めを思い出す。


これ以上はもう細かく書かないが一曲ごとに情景が浮かぶ。


「Tomorrow」や「cross road」を聴けば無常観とともに諦めもつく。「C46」もそうだ。


同じように「心の花の咲く方へ」や「201号」、「SOMEDAY」を聴けば余計なことを忘れて頭も軽くなる。「BIG TREE」や「Man and Woman」を聴けば、なんとかなる、なんとかなるんじゃないか、ここからもう一度持ち直せるんじゃないか、そんな気持ちになってくる。


スゴいなチャゲアス。ありがとう。