· 

ダレン・クリスと練習コース

数年前、テレビのチャンネルを適当に回していたら、後にアメリカのミュージカル青春ドラマ『glee(グリー)』と知る番組が流れて、自分が映った。


僕はお酒を飲まないし、少なくともそのとき正気であった。

画面のガラスに映った自分ではなく、自分そっくりな男性俳優が作品内でしゃべり、笑い、歌いながらステップを踏んでいた。

他人の空似が本当に存在したのである。


ダレン・クリス。アメリカの俳優である。

ちなみに僕は彼ほどヒゲは濃くないし顎も割れていないし、残念なことに彼のようにイケメンでもない。


しかし顔の輪郭や目鼻口の各パーツ、天然パーマの髪の毛。

話を聞いてGoogle画像検索した友人たちからも、悪ふざけやイタズラしちゃった的な茶目っ気たっぷり笑顔が特にそっくりということなので、やはり僕のパラレルなのかもしれない(「笑顔」を含む細かい条件指定があることによる社交辞令やリップサービスの可能性は無視)。


ただし彼は俳優であることを差し引いても、歌もダンスも演技も、そしてインターネットで見る限りは社会的な評価も素晴らしい。

マルチな才能で、スターだ。やさぐれた自分とは対極だ。


もしや、彼のダークサイドが自分か。

彼と僕と、二人で一人なのだ。

そう思ったら可笑しくなってきて、愉快な気持ちになった。


スターのダレンと、やさぐれたダレン。

『やさぐれダレン』の誕生である。


ちなみに僕がテニス選手のフェデラーに似ているかというと、「なしよりのなし」である。

フェデラーではない。人から言われたこともない。


なお会社の同僚1名から「タケノウチユタカ」だとしつこく言われている。彼女には良い眼科を紹介する必要がありそうだ。大きな声で言うなと頼んでいるのに本人は悪びれた様子もない。

当人としては流行りの「ムカイ・リー」と言われてみたい。

ちなみにこれは音声入力で思うがままに記述しており、今は寝ぼけているのでご寛容賜りたい。




病院の関係で隣の隣の隣町を歩く機会が多い。

土曜日は特に、ロードバイクが1〜2台、2〜3台と追い抜いていくのもあはれなり。

などと、枕草子かというくらい頻繁に走っている。

春。シーズンインだ。


ヘルメットやウェアを注意して見ていたら、どうやら同じ人が何人か、それぞれ周回練をやっているようだった。

たしかに、このあたりは坂が多く、交通量も少ない。

練習コースにはちょうどよいのだろう。


乗れるときに乗っておくのがよい。

いつ何時乗れなくなるとも分からないのが、人生なのだから。


明日は榛名山ヒルクライム。

友人知人が続々と現地入りしている。

僕が言うまでもなく、楽しんでほしい。



本家のサイトにそろそろ手を入れたい。

ローラー台も含めたスポーツ自転車の楽しみ方で1セクション。

入退院のTipsで1セクション。


入退院のTipsについては特段必要はないかもしれない。

とにかく、疲れたパパママに、もう十分に頑張っている、それ以上頑張らなくていいんだ、と伝えたい。

こんなに行き詰まる(息詰まる)のは、僕で最後にしたいのだ。