不思議なことに、僕の欲は尽きない。一度満足してもすぐに不満を感じてしまう。
連休明けに熱を出してしまった娘とミッフィーを見ながら、ホイールについて思いつきで書きなぐる。
まずはSACRAのKyle5についての不満である。
やっぱり走り出しが重い。
デュラエースC24やMAVICキシリウムSLSに比べて明らかに重い。
夜明け前の荒サイ下流で足を止めて空走することはほとんどないので、ハブの精度は分からない。
でも漕ぎ出しは重い。
そのように感じるのはリムが重いからだろうか。
巡航速度の向上も自分の脚力アップのために、いまいち実感できないまま購入から1年が経過する。
やっぱりインプレッションは導入ほやほやのうちにまとめておくのがいいな。
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平地マンの僕は行き過ぎた軽量化とは無縁だ。
数十グラムなら誤差の範囲である。例えばアルテグラと105(イチマルゴ)12-25Tのスプロケットを2つ持っているけどアルテグラをローラー用ホイールに使っている。
そして、より重い105を実走に。
軽さよりも上位グレードであることによる、使用頻度の高い方にアルテグラを使う、それだけのことである。
Kyle5の重量については十分に満足している。
50ミリのリムハイトで1400グラムを切ってくるスゴいスペックだが、平地マンにとってホイールで大事なのはリム重量だ。
重いほうが慣性モーメントによって長く回り続ける。
ヒルクライムしないので、適度な重さが欲しい。
その点でKyle5のリム重量がTLRで443グラムなのは妥当だと思う。
そしてエアロ性能、これも特に不満はない。
というのは、比較対象もない中で体感できるものでもないし、公式サイトでカンパニョーロのBORA35やロヴァールのCLX50を超えた空力特性を聞かされれば、個人的には満足である(CLX50はスペシャライズドのVengeとあわせて所有したい、使ってみたいとこっそり思っている)。
「ディープホイールだと横風に煽られる」とか言っている人はぜひロープロファイルのものと同条件で走り比べてみてから言ってほしい。
というか冬の爆風の日に上江橋を渡れば、ハンドルとかホイールの前に身体・フレームごと持っていかれることが分かるだろう。
そのぐらい僕でも分かる。
たかだかリムの数センチで変わるわけがない。
そよ風程度で持っていかれるハンドルなら、腕や体幹を鍛えるべし。
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ホイールの好みなんて価格と見た目がほとんど。
格好良くてそこそこ高価なものなら購入欲も所有欲も満足できて、走るモチベーションも爆上がりだ。
ルックスではロルフプリマが好きだ。
あのスポークの少なさが昔のシマノの完組ホイールを彷彿させる。
しかしリムハイトがたしか60mm/42mm/32mmというラインナップで50mmがなかった。
60mmは見た目で選ぶにはちょっと自己顕示欲が過ぎる。
ロヴァール(ROVAL)もいい。
上にも書いたがCLX50をタイヤとセットでVengeでぜひ走りたい。
そしてMAVICのコスカボから大本命。
コスミック プロ カーボン SL UST ツール・ド・フランスである(コピペ)。
リムハイトは40ミリだけど、走行には全く関係なくあのグラフィックが最高に格好良い。
結局僕はホビーライダーとして、そんなものである。
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平地のヴィゴレッリロードにはKyle5。
山用のSUPERSIXEVOにはSLS。
EVOのBB30に適合するクランク型パワーメーターを付けるときはホイールもグレードアップしたいとは思うけれど、現状は価格的にも釣り合いが取れているし、手持ちはこれで十分。
次はVengeにROVALのCLX50かな(妄想)。
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