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走りたかったら走ればいい

定点観測
定点観測

雨に濡れない/濡れづらいコースを開拓して「これで走らない理由がなくなった」と言っている人がいたけど、よく分からない。雨の日はどうしても面倒になってしまって朝練をスキップして二度寝をしてしまうのを何とかしたかったそうだ。やっぱりよく分からない。


走りたかったら走ればいい。走りたくなかったら走らなければいい。仕事でもない、プロアスリートでもないのになぜモチベーションの維持だとか、気分がノらないのに無理矢理にでも走ろうとするのか、全く理解できない。本当に好きならどんな雨でも黙って走るし、走らない理由がなくなったとか言ってるのであればおとなしく寝ていなさい、さもなくば認知の歪みで心療内科に一直線の案件だろう(一方で私の理解力が著しく不足しているのもあるだろう、それは間違いなさそうだ)。


レースで勝ちたい。峠で良いタイムを出したい。人からスゴいと言われたい。動機は人それぞれなんだろうけど、やりたければやればいいし、やりたくないのになぜ自分の気持ちに嘘をついてまでやるのか。無理をして走るのか。「今度の週末はPB出しますと宣言して退路を断つ」、「自分を追い込む」とか、趣味でありながらその趣味に縛られて苦しくなるのは一種の美学というか、思い切り打ち込めるものを持っているという倒錯した感覚なのかもしれなくて、そこまでくると逆に人生ヒマそうで羨ましい。そんなアラフィフに私はならない。そういう人たちで購読ブログやストラバが埋め尽くされるのは辛い。コロナ禍が一部のヒマな人たちをおかしくしている。