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生きづらさと幸福度と

元号『平成』が終わって今は『令和』になっているそうだ。というのも元号を使わないから、いまいち実感が湧かない。個人的にはちょうど一年前、実走を再開した2019年8月5日が『令和』の始まり。


仕事しているときとかたまに汗がドバァッと吹き出してくることがあるけど幸い、意識を失うとかいったことはなくここまで来ている。四肢に麻痺が残るとかそういったこともなく、表面上は元通りの日常生活を送ることができている。


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ストレスなく生きていくためにはある程度の他責性が必要だと考えている。自分のことばかり責めるのではなく環境のせいにもしてみるのは、楽だ。そして気持ちに余裕が出てきたならば、自分は他の人に比べて恵まれているということを意識してみるのも、良い。実はこれが意外に大事だと考えている。


ロードバイクなどという高級スポーツ自転車を所有し、または乗り回す。自宅に環境設備を整えてZWIFTというオンラインゲームに興じることができるのはとても恵まれている。実際、ZWIFTerの環境を見てみると住宅環境の良さがよく分かる。平屋の持ち家で隣近所を気にせず回せるとか羨ましい限り。敷地内の離れだとか、畳一枚分はあろうかというロッカープレートをDIYできてしまう環境とか。特に若い人なんかを見ていると、実家の太さが垣間見える。


しかしそれは、この人金あるなー、とか部屋汚いなー、とかその程度にしておくのがいい。資産とか年収とかゲスな勘繰りをして自分を他人と比べるべきではない。それは経験上、不幸せ一直線。アラフォーになると大学の仲間内で経済格差がとんでもないことになってくる。


目の前のことを静かな心で見つめることができて、ちょっとやそっとのことでは動じない。自分の環境に必要以上に不満を感じないのが人生の幸福度を高く感じるコツ。そうは言っても、そういう境地に至るには人生がひっくり返るような出来事に遭うか、もしくは身分相応な欲望を満たせるようにならないとダメなんだろうな。なんというバイアスというかパラドックスよ。


抱えている悩み事が金で解決できる問題ばかりで、悩み事を解決できるだけの金があればとりあえずは幸せなのかな。


自宅のテレビ買い替えのためにリサーチをしながら、そんなことを考えた。テレビが30万円超はいくらなんでも高すぎだろ。それでも安いモデルのパネルやら音やらのショボさを知ってしまうとツラい。本当に、ここ10年?20年?インフレが酷いよね。


そう思いながら30万円のテレビってどんだけ小さなサイズ買うんだよとか、どんだけデカいの買おうとしているんだよ、とか反応は人それぞれなわけで。


生きづらい世の中だ。